壁の記録

ほどほどの生き方から、人生の壁に挑戦します。

実直な店主(けれども、もう行きません。。。。)

行列のできるラーメン屋に行きました。

夫がどうしても行きたいというからです。

以前、そのラーメン屋には2,3回行ったことがあるらしく、食べたくなったらしいです。

それは「マツコの知らない世界」のメンマの世界を見たからでしょうね。

そのお店はメンマを大量に乗せてくれるお店のようでした。

グーグルマップに出ている写真でもおいしそうなのはわかったので、素直に一緒に行くことにしました。

 

現地に到着すると、既に15名くらい人が並んでいました。

お店は店主一人でやっているようです。

お店をのぞきこんだところ、8名分のカウンター席があるだけです。

みんな一人で来ているのでしょう。

誰もしゃべることなく黙々と食べています。

 

1時間並んでやっと券売機まで来ました。

つけ麺並のチケットを購入し、元気よく「二人でーす!」と店主に伝えました。

店主の顔がグニャリと歪みました。

ものすごくスローに表情が激変したのです。

お店の雰囲気も固まりました。

夫の表情も固まりました。

夫から、「何言ってるの、あなたは、、、、(空気読みなさいよ、、、)」と言われました。

どうも、ここの店主は「愛想なし」、らしいのです。

店主から返答があったのですが、何を言われたか覚えていないくらいショックでした。

かつて自分の上司だった人を思い出しました。

激怒ポイントが全く掴めないのです。

人数伝えたくらいでキレるお店の人が、かつての上司に見えました。

 

結局夫とは隣同士の席に座ることができました。

瓶ビールがあったので、二人で1本飲みたかったんですよね。

なので並んで座りたかったんですよね。

 

ここから店主の実直なところが見えてきました。

ビールのおつまみが、ものすごく立派だったのです。

細切れチャーシューの上に、たっぷりとしたメンマが乗っかっていて、ネギとラー油の味付けがビールにぴったりでした。

これで550円はお得すぎる、と感じました。

店主のサービス精神はこういうところに出しているのか。

 

そしてラーメンです。

ラーメンのスープを丼一杯ずつ、れんげで味見していたのです。

当然ですが、れんげも一杯ずつ、交換して、です。

ここにもスープに対するこだわりを感じました。

 

店主は商品に対して、自分の納得するものを出しているのでしょう。

 

つけ麺は並盛でしたが、麺の量は多かったです。

お腹を空かせた人にはうれしい量だと思います。

スープもおいしかったのです。

ここで、私も店主から冷たくされたショックから立ち直っていました。

 

が、、、、、隣に座っていたお客さん2名が食べ終わって帰るところに、

店主「丼さげてください」

お客2名「?????」

店主「丼さげてください」

お客2名「すみませんでした。。。。」

ここで、先ほどのショックが蘇りました。恐怖心です。

 

その他のお客さんが出ていき、家族連れ4名のお父さんと思われる男性客が私のように

「4人でーす!」と券売機の前で店主に言うではありませんか。。。。。

店主は完全無視です。

聴こえているのに。

そしてお父さんが再び、「4人でーす!」と言った瞬間、常連客が立ち上がり、その客に何かを伝えていました。

そして常連客はその家族連れに席を譲り、家族連れの客の後ろに並んだのです。。。。

 

ここで、おいしく食べていたつけ麺が一気に不味くなるのを感じました。

食べきらないと失礼かも、と思いながらスープの底に麺を隠しました。

夫も食べ終わったタイミングで早々に退散しました。

 

このラーメン屋は一人客専用にした方が良いですね。

 

再び行くことはないでしょう。。。。。